土蔵改修工事 父から子へ繋ぐ。防災瓦で守る蔵の歴史

Before

After

長野市信更町Y様

■ 施工の概要

  • ・ご依頼のきっかけ: 定期訪問時に伺った、台風や集中豪雨への不安から

  • ・お困りごと: 経年劣化したセメント瓦の風化と雨漏りリスク

  • ・解決策: セメント瓦から「防災陶器瓦(三州瓦)」への全面葺き替え

  • ・備考: 瓦ガイドライン工法(耐風・耐震施工)、自社足場施工

 


 

1. 【背景】:定期訪問が生んだ「次世代へ繋ぐ」ための決断

以前、離れの屋根葺き替え工事をさせていただいたY様。定期訪問でお話を伺う中で、近年の猛烈な台風や集中豪雨に対する不安を口にされました。「そろそろ、この土蔵もしっかり手を入れておかないとな」。先代から受け継いだ大切な建物を、確かな状態で次の世代へ残したいという誠実な想いを受け、今回の改修が動き出しました。

 

2. 【診断】:製品寿命を迎えたセメント瓦と、蓄積された雨漏りリスク

屋根を確認すると、当社が製造した高圧セメント瓦が敷き詰められていました。長年にわたり蔵を守り続けてきましたが、瓦自体の風化が著しく、すでに製品寿命を過ぎている状態でした。「今、手を打つべきだ」というプロとしての判断を、ありのままにお伝えしました。

 

3. 【私たちのこだわり】:ガイドライン工法で「最強の防災屋根」を構築

これからの数十年を無事故で過ごしていただくために、耐久性の高い「三州陶器瓦」への葺き替えをご提案しました。ただ瓦を載せるのではなく、最新の施工基準に基づき、瓦をステンレス釘で固定する「瓦ガイドライン工法(耐風・耐震工法)」を徹底。さらに自社で足場を組むことで、安全と品質を責任を持って管理しました。

 

4. 【結果】:1週間の工期で、伝統のいぶし銀が蘇る

土葺き(どぶき)の重い屋根を撤去し、軽量で強固な最新の防災瓦へと生まれ変わるまで1週間。美しく整ったいぶし銀の屋根を見上げたY様からは、「これで親父から受け継いだ建物を、自分の息子へ引き継ぐことができるよ」と、深く噛み締めるようなお言葉をいただきました。それは、単なるリフォームを超えた、家族の歴史を繋ぐ瞬間でした。

 

5. 【工事を終えて】:地域の専門家として「至誠」を尽くす

「親から子へ」という想いに、確かな技術で応えること。それは、この地で六十五年、地域の家々を見守り続けてきた私たちの誇りです。目先の補修ではなく、数十年先の安全を見据えた「嘘のない答え」を出す。これからも信州の伝統ある建築を守るため、実直な診断と施工を積み重ねてまいります。

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