土蔵改修工事 破風板と雨樋を修繕。蔵の土壁を雨から守る

Before

After

長野市信更町M様

■ 施工の概要

・ご依頼のきっかけ: 土蔵の破風板の腐食が目立ってきたため。

・お困りごと: 木部の腐食による見た目の悪化と、雨樋の機能不全による土壁への影響

解決策: 腐食した破風板の補修・ガルバリウム鋼板による「包み工事」 + 新しい雨樋への掛け替え。

 


 

1. 【背景】:信更町の厳しい気候から「蔵の急所」を守る

長野市信更町のM様より、土蔵の「破風板」の傷みについてご相談をいただきました。 雪が多く、雨風の吹き付けも激しいこの地域では、屋根の先端にある木部は最も傷みやすい「建物の急所」です。大切にされてきた蔵の風格を損なわないよう、迅速に調査へ向かいました。

 

2. 【診断】:木部の腐食が招く、土壁への二次被害

調査の結果、破風板の木材は長年の雨露を吸って腐食が進んでいました。 さらに雨樋の歪みにより、雨水が溢れ出し、直接「土壁」に飛び散っている形跡がありました。土蔵にとって水気は天敵です。このままでは壁の漆喰が剥がれ、内部の土が流出してしまう恐れがある、非常に危うい状態でした。

 

3. 【私たちのこだわり】:メンテナンス性を高める「包み」の技術

単に新しい板に替えるだけでは、数十年後にまた同じ腐食が起こります。

 

・ガルバリウム鋼板での包み工事: 補修した木部を耐久性の高い金属で包み込むことで、木材を雨から完全に遮断し、将来の塗り直しの手間も大幅に軽減しました。

 

・将来を見据えた処置: その場しのぎの塗装ではなく、「次の世代まで維持管理が楽になること」を最優先に考えた提案にこだわりました。

 

4. 【結果】:蔵の輪郭が凛と蘇る

約1週間の工程で、腐食していた破風板は強固に守られ、新しい雨樋が雨水を適切に逃がす道を作りました。 施工後、M様からは 「気になっていた板の腐食が綺麗に隠れ、雨の日も安心していられます。蔵全体の見た目が引き締まりました」 と、機能面と美観の両方でご満足いただくことができました。

 

5. 【工事を終えて】:小さな異変を「大きな修繕」にしないために

破風板や雨樋のような「部分的な傷み」は、放置すると土壁や下地といった建物を破壊してしまいます。 手遅れになる前に、適切な「手当て」をすること。 これからも地域の建物の寿命を延ばす「住まいの相談役」として、どんな小さな箇所の不安でも実直に向き合い、解決してまいります。

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