建築・リフォーム工事 夢を醸す場所。信州新町初のワイナリー誕生

Before

After

長野市信州新町(株)ぶどうやぶ様

■ 施工の概要

  • ・ご依頼のきっかけ: 「自分のぶどうでワインを造り、地元の人に気軽に飲んでほしい」という社長夫妻の夢

  • ・お困りごと: 当初の希望地がインフラ面で建設困難に。土地の再選定という高いハードル。

  • ・解決策: 土地調査から市役所協議まで伴走。収穫に間に合わせる「第1期工事」の重点提案。

 


 

1. 【背景】:海外で学んだ情熱を、故郷・信州新町の地で

信州新町でワインぶどうを栽培されている「株式会社ぶどうやぶ」の社長様ご夫妻より、自社ワイナリー建設のご相談をいただきました。 海外大学の醸造学科で学び、国内外のワイナリーで経験を積まれた社長様。これまで委託醸造していたワインを、いよいよ自分の手で、この町で醸したい——。その純粋で力強い想いに、私たちは全力で応えることを決めました。

 

2. 【診断】:土地選びの苦闘。プロとして伝えた「苦渋の助言」

当初はぶどう畑の隣接地への建設を希望されていましたが、詳細な調査の結果、電気・水道などのインフラや法規制の壁が厚く、建設は極めて困難であることが判明しました。「ここでの建設は一度白紙に戻しましょう」。 期待に胸を膨ませるお客様へ、こうした厳しい助言を差し上げるのは「相談役」として非常に心苦しいものでした。しかし、将来にわたって無理のない運営をしていただくため、私たちは共に新たな土地探しから再スタートを切りました。

 

3. 【私たちのこだわり】:秋の仕込みに間に合わせる「逆算の第1期プラン」

2024年末、ようやく条件を満たす土地とのご縁がありました。しかし、目標は「2025年秋の収穫・仕込みに間に合わせること」。 時間は限られていました。そこで私たちは、全ての設備を一気に揃えるのではなく、まずはワイン造りを開始できる最小限かつ高品質な環境を整える「第1期工事」をご提案。予算と工期、そして将来の拡張性(第2期)までを見据えた、鉄骨造平屋の機能的な設計を幾度も練り直しました。

 

4. 【現場管理と技術的アプローチ】:プロを唸らせる施工品質の追求

本プロジェクトにおいて、最もお伝えしたいのが、当社の「現場管理力」と「技術的知見」です。

 

  • ・「仕込み日」を死守する逆算工程管理: 農作物を扱う以上、工期延期は許されません。2025年秋の収穫期を終点に設定し、資材発注・鉄骨建方・設備連系までを厳密に管理。徹底した「工程の見える化」により、多工種が交錯する現場でも手戻りゼロを実現しました。

 

  • ・コンサルティング力: 単なる施工にとどまらず、農地転用、用途変更、食品衛生法に合致した排水・換気計画など、醸造免許取得に直結する法規対応を上流工程から完全バックアップ。市役所との粘り強い協議により、土地選定のロスを最短でリカバーしました。

 

  • ・三現主義を徹底した現場力: 設計図面には表れない現場の収まりや、将来の増設を見越した床荷重の補強、配管の先行スリーブ設置など、30年先を見据えた施工計画を立案。協力会社と「なぜこの仕様が必要か」を密に共有し、現場の士気を高める管理体制を敷きました。

 

5. 【結果】:地域の期待を背負った、新しい産業の拠点

市役所との粘り強い協議、地盤改良から鉄骨の組み上げまで、チーム一丸となって施工を進めました。 結果として、最新の醸造設備を迎え入れるにふさわしい、清潔で頑強なワイナリーが形を現しました。 社長様からは、土地探しからの長い道のりを振り返り、「収穫に間に合うように進めてもらえて本当に良かった」と、安堵と期待の入り混じった笑顔をいただくことができました。

 

6. 【工事を終えて】:信州新町の未来を、建築の力で支える

若い世代が地元の農業を守り、新しい価値(ワイン)を生み出していく。そんな素晴らしい挑戦に伴走できたことは、信州新町に根を張る第一建材店にとって大きな喜びです。 建物は完成しましたが、これからが本当の始まりです。私たちが建てたこの場所から、世界に誇れるワインが生まれる日を心待ちにしながら、これからも「地域の相談役」として、産業の発展を支え続けてまいります。

 


 

■協力会社の皆さまへ

今回のワイナリー新築工事を工期通り高品質に完遂できたのは、当社の呼びかけに応え、現場で汗を流してくれた精鋭の協力会社様との強いパートナーシップがあったからです。「難しい案件こそ、第一建材店と一緒にやりたい」 そう思っていただける現場環境を、これからも私たちが責任を持って作り上げます。

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